隙間ない入道雲の下 あの日は 母と二人
日傘を差して 手を引かれ 歩いてた 夏の道
蝉時雨に消えそうな声で 何度も言った
「みんな1人で生きてゆくもの 振り返らない」
幼すぎる私はきっと答えられない事を聞き
あなたの背中で いつしか眠ってた 泣きもせず
これからくる夕立の予感 響く遠雷
あれからの私達をまるで占うような
あの日のあなたに近づいて はじめてわかる
突然しゃがみ込んで流した 最後の泪
あなたの気持ち あの夏の匂い
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