淡く儚げな美しさ
壊されぬよう静かに抱き寄せた
月の隠れ家で求めあう
感じ取るのは運命の切なさよ
忍び寄る気配塞いでて
追いつめられた憂いの口元に触れた
終幕へ向かう日差しの中
眩し過ぎて明日が見えない
振り向いた君は時を越えて見つめている
あどけない少女のまま
この腕の中で目覚めゆく
君の悲しみがただ悲しくて
狂おしいまでに恋慕う
いつまでもそばにいて離れられぬように
降りそそぐ罪に彩られた
枯れた道を彷徨い続ける
この愛は誰も触れさせない
それが神に背く事であろうと
鏡の君は逆さまの微笑みで
途切れそうな夢紡ぎの糸を切った
永遠に沈むその祈りに
答えもなく水面が揺れてる
崩れゆく君を救えなくて
あやすように眠らせたあの時
終幕へ向かう日差しの中
眩し過ぎて明日が見えない
振り向いた君は時を越えて見つめている
あどけない少女のまま
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