白い地平線を揺らす
じゃれた天使達が手を繋ぎあう
空から降って来た銀色宝石
不確かな気持ちを温め確かな記憶に変えてく
去年見た景色が映画のように流れる
雪に祈った 夢なら覚めないで
陽射しに溶けた冬の欠片
いつか形をなくすけど
胸で結んだ絆は 季節めぐっても消えない
離さず固く握った手の強さは
きっと寒さのせいじゃない
風の匂いが変わってく光の中へ進もう
夏を過ぎた日の出逢いは 涙色の街が二人を抱いて
今年もやって来た 天から降りた風
大きく弧を描き ためらう肩と肩ふいに押してく
来年も二人で見に来ようと刻んだ
日付の文字は何も言わないけど
胸に差し込む光の角度が少しずつ変わっても
あの日見つけた結晶 瞼の奥で消さない
溶かされ流れしみ込む想い出 いつしか緑の葉を揺すり
果てない雲に紛れて 次の季節を待ってる
かざした手の隙間 こぼれて舞う天使が
二度とは来ない時を焼きつけて
陽射しに溶けた冬の欠片
いつか形をなくすけど
胸で結んだ絆は 季節めぐっても消えない
離さず固く握った手の強さは
思わず強く握った冷たいこの手は季節の贈り物
風の匂いが変わっても 迷わず何度も出逢おう
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